パンズ・ラビリンス 見たよ

ちょっと興味があったので、見に行ってきました。
『パンズ・ラビリンス』(原題 PAN'S LABYRINTH  EL LABERINTO DEL FAUNO) 
パンズ・ラビリンス

1944年、スペイン。反フランコ政権のレジスタンスは山間部に入り込み活動している。
この内戦で、仕立て屋の父を亡くした少女オフェリアは、おとぎ話の好きな11歳。
母カルメンは、ビダル大尉と再婚し、彼との子供は臨月に。
冷酷なビダル大尉は、山間部のレジスタンス鎮圧の指揮をとり、限りない残虐を尽くす。
彼は、生まれてくる子供は自分の元で生まれるべきと、臨月のカルメンとオフェリアを山間部の基地に呼び寄せる。

残忍な義父ビダルに恐怖しか感じられないオフェリア。
到着したその日、昆虫の姿の妖精にであった彼女は、基地近くの迷宮へ導かれ、そこで迷宮の守人・パンに会う。
パンは、オフェリアは地底国のプリンセスの生まれ変わりで、魔法の国に帰るには、3つの試練を乗り越えなければならないという。
大好きだった父をなくし、内戦という恐ろしい日々を見続ける11歳の少女・・・。
オフェリアは、3つの試練に立ち向かい、魔法の国に帰ることを願う。


ダーク・ファンタジーというのを見ていたので、ファンタジーとしては初めから見てなかった。
でも、ここまでとは・・・。
ファンタジーというよりも、私にはホラーに感じられる部分も多かった。

役者さんを見ていく余裕はありませんでした・・・映画の世界に圧倒されて。
オフェリアの見た、パンや妖精・魔法の国が現実だったのか、内戦で荒れる残酷な日々が現実だったのか・・・。

この映画で思ったのは、人間はここまで残酷になれるのか、でもそんな中でも希望を見出せるのかということ。
戦争を知らない私だけど、でも、世界では内戦の続く国があり、この物語のオフェリアのような思いをしている子供が沢山いる。
考えさせられる映画でした。

母カルメンがオフェリアに、『めでたしめでたしの様なおとぎ話が現実じゃないのよ!』みたいなことをいうシーンがあるのだけど、まさにそのとおり。
3つの試練も守人パンも、オフェリアにとって常にやさしいだけの存在ではなく、時に現実と同じように希望を粉々に砕いて、少女を絶望の淵に突き落とす。

オフェリアが縋ろうとする「魔法の国に帰ること」もまた、現実の世界と変わらないくらい無慈悲で残酷・・・。

反政府のレジスタンスも、政府の鎮圧軍も、内戦に巻き込まれた少女も、それぞれが求めるのは彼らの世界の安定。
ただ方法が違うだけで、行き着く目的の「自分たちの世界の安定」は変わらない。

それぞれ「夢見ること(ファンタジー)」は変わらないけど、それを得る為にすることはあまりにも、冷酷で残虐(ダーク、ホラー)
そういう意味では、ダーク・ホラーなんだろうな。

ガツン!ときた映画でした、劇中何度も目をつむることもあったけど、見てよかったと思います・・・。

コメント


忘れた頃に

日本公開だったのね(笑)。

これ、心に残る映画ですよね。

トラバさせてくださいまし。


melocotonさんへ

そうそう、日本じゃ忘れた頃に公開(笑)

見たいなぁ〜と思っても、字幕がなきゃ見れないからね・・・。
あ〜、語学力があれば!! DVD買って見れるじゃないかぁ!!(涙)

いい映画だったけど、あまりにもガツ〜ン!と来過ぎて、見終わった後は放心状態。
かなり目をそむけるシーンもあったけど、人間の本質がでてる映画だな〜って思いました。

TBありがとうございます。 こちらからも送りますね!


コメントの投稿
















ないしょ!

TRACKBACK




2007年10月29日 ハギスはお好き?

Pan\'s Labyrinth(原題 El Laberinto del Fauno)

イギリスでは、クリスマスショッピングもラストスパートに入り、どこに行っても、人、人、人。 特に地方からわざわざ子連れでショッピングにロンドンまで出てくる人たちも多く、ロンドンに慣れていないせいもあってパニック状態に陥っている家族も見かけます(・・;)。...
HOME